- 海外FXのスワップポイントを比較したい
- スワップの計算方法や注意点を知りたい
海外FXのスワップポイントとは、ポジションを翌日に持ち越す際に発生する金利差による損益の調整です。
ポジションを保有するだけで利益になる一方、マイナススワップだと損失が膨らむリスクもあります。
編集長業者や通貨ペアによって大きく異なるため、効率的に利益を得るには業者選びが重要です。
この記事では、スワップポイントの仕組みや計算方法を分かりやすく解説し、おすすめ業者7社も紹介します。
運用のコツや注意点もあわせて説明しているので、スワップで不労所得を目指したい方はぜひ最後までご覧ください。
なお、海外FX業者の総合ランキングが知りたい方は「海外FXおすすめ業者ランキング!利用者の評判から人気口座を徹底比較」で紹介していますので参考にしてくださいね。
【2025年最新】海外FX業者のスワップポイント比較一覧
主要な通貨ペアにおける、代表的な海外FX業者7社のスワップポイント(1ロットあたり/1日)を比較した最新の一覧表です。
| 海外FX業者 | USD/JPY | EUR/USD | GBP/USD | USD/TRY | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 買/売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 |
XMTrading | +352円 | -2,858円 | -1,638円 | +657円 | -827円 | -302円 | -19,859円 | +1,849円 |
Vantage | +1073円 | -2797円 | -906円 | +390円 | -246円 | -32円 | -1201円 | +290円 |
AXIORY | 641円 | -1,868円 | -1,276円 | 779円 | 396円 | -178円 | -16,991円 | 6,771円 |
Exness | 0.00円 | -178円 | -134円 | 0.00円 | -39円 | -2円 | – | – |
FXGT | +321円 | -2,959円 | -1,589円 | +552円 | -597円 | -497円 | -15,462円 | +842円 |
BigBoss | +1174円 | -2902円 | -1,079円 | +219円 | -614円 | -528円 | -16,337円 | +3,064円 |
TitanFX | 705円 | -1,916円 | -1,458円 | 672円 | -602円 | -641円 | -9,259円 | 1,453円 |
ただし、スワップは日々変動するため、実際の取引前に必ずMT4/MT5で確認してください。
海外FXのスワップポイントの仕組み
スワップポイントは為替差益を狙う短期取引とは異なり、ポジションを長期で保有しながら利益を積み重ねるための手段です。
ここでは、海外FXのスワップポイントの仕組みを解説します。
- スワップポイントはロールオーバー時に発生
- スワップポイントは海外FX業者によって異なる
- 海外FXと国内FXのスワップの主な違い
まずはスワップポイントが発生する概要や国内業者との違いも理解しておきましょう。
スワップポイントはロールオーバー時に発生
スワップポイントは、ポジションを翌営業日に持ち越す「ロールオーバー」のタイミングで発生します。
多くの海外FX業者では、ニューヨーク市場のクローズにあたる日本時間午前6時前後(冬時間は午前7時)にロールオーバーが行われます。
| 海外FX業者 | ロールオーバー時間(夏) | ロールオーバー時間(冬) |
|---|---|---|
| XMTrading | 6:00 | 7:00 |
| Vantage | 6:00 | 7:00 |
| AXIORY | 6:00 | 7:00 |
| Exness | 7:00 | 7:00 |
| FXGT | 6:00 | 7:00 |
| BigBoss | 6:00 | 7:00 |
| TitanFX | 5:59〜6:01 | 6:59〜7:01 |



土日など市場が休場している分のスワップは、平日にまとめて付与されるのが一般的です。
特に水曜から木曜のロールオーバーでは、土日分を含めた3日分が加算される「スワップ3倍デー」があるため、マイナススワップには注意が必要です。
スワップポイントは海外FX業者によって異なる
スワップポイントは各国の政策金利を基に計算されますが、実際の付与額は海外FX業者ごとに異なります。
同じドル円(USD/JPY)であっても、業者によってスワップポイントの水準に大きな差が出るのが現状です。



これはスワップが業者の利益構造に組み込まれており、各社が独自の方針で設定しているためです。
高スワップを狙うなら、複数業者のスワップ条件を比較しておきましょう。
海外FXと国内FXのスワップの主な違い
海外FXと国内FXのスワップ運用における主な違いは、レバレッジの上限と取扱通貨ペアの多様性にあります。
| 比較項目 | 国内FX | 海外FX |
|---|---|---|
| 最大レバレッジ | 25倍(金融庁の規制) | 500倍〜無制限(業者による) |
| 必要資金 | 高め(大きなロットに多額の証拠金が必要) | 少額でも高ロット取引が可能 |
| 通貨ペアの種類 | メジャー通貨中心 | メジャー+高金利の新興国通貨が豊富 |
| スワップ収益性 | 比較的低い | 高金利通貨ペアで高スワップが期待できる |
| 運用の自由度 | 制限が多い | スワップフリー口座など柔軟な選択肢あり |
国内FXは最大レバレッジが25倍に制限されており、高いスワップ収益を得るには相応の資金が必要です。



一方、海外FXでは1000倍以上のハイレバレッジを提供する業者も多く、少額でも効率よくスワップを積み上げられます。
関連:海外FXのレバレッジ比較!最大無制限のおすすめ業者や制限・規制について紹介
さらに、海外FXでは高金利の新興国通貨を含む通貨ペアが豊富に揃っており、より大きな利益を狙える点も魅力です。
海外FXのスワップポイントを確認する方法
スワップポイントは日々変動するため、ポジションを持つ前に最新の数値を確認することが重要です。
海外FXでは、業者の公式サイトや取引プラットフォームであるMT4/MT5からスワップ情報を確認できます。
- 海外FX業者の公式サイトから確認
- MT4/MT5から確認
具体的な確認方法を紹介しますので、事前に把握しておきましょう。
海外FX業者の公式サイトから確認
多くの海外FX業者は、公式サイトの「銘柄一覧」や「取引条件」ページでスワップポイントを公開しています。


また、XMTradingのように「スワップ計算機」を用意している業者もあり、必要な数値を入力するだけで円換算後の概算を確認可能です。





これらの情報は口座開設前でも閲覧できるため、非常に便利なツールとなっています。
ただし、公式サイトでは最新情報として更新されていない可能性もあるため、より正確でリアルタイムな数値を確認したい場合は、MT4やMT5の利用がおすすめです。
MT4/MT5から確認
スワップポイントを最も正確に確認できる方法は、取引プラットフォームであるMT4(MetaTrader4)またはMT5(MetaTrader5)からです。
確認したい通貨ペアを右クリックし、「仕様」を選ぶと、「買いスワップ」と「売りスワップ」が表示されます。




なお、MT4/MT5でのスワップ表示は「ポイント」単位のため、日本円での損益を把握するには、後述する計算方法で換算する必要があります。
海外FXのスワップポイント計算方法
スワップポイントで得られる金額や支払い額を日本円で把握するには、正しい計算方法を知っておく必要があります。
計算式は、通貨ペアの決済通貨が円である「クロス円」と、それ以外の「クロス円以外」で異なります。
- クロス円での計算方法
- クロス円以外での計算方法
ここでは、それぞれの計算方法を具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
クロス円での計算方法
クロス円通貨ペア(USD/JPYやEUR/JPYなど)は、決済通貨が日本円のため為替レートの換算が不要で、計算もシンプルです。
スワップポイントはそのまま円で表示され、ポジション数量に応じて日々の損益が算出されます。
スワップ損益は、以下の計算式で求められます。
スワップ損益(円)=スワップポイント×取引通貨量×0.001
以下は、XMTradingの最新スワップポイントをもとに算出したクロス円の計算例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通貨ペア | USD/JPY |
| 口座タイプ | Standard(1ロット=100,000通貨) |
| 保有ロット数 | 1ロット |
| スワップ買い | +2.98(USD) |
| 現在のレート | 151.1735 |
| スワップ買い(円換算) | 約0.30円/日 |
XMの内部換算後では、実際に約0.30円/日が口座に反映されます。



クロス円通貨ペアではスワップが円建てで計算されるため、他通貨と比べて損益の把握が容易です。
実際のスワップポイントは日々変動するため、取引前には必ずMT4/MT5やXM公式サイトで最新数値を確認しましょう。
クロス円以外での計算方法
クロス円以外の通貨ペア(EUR/USDやGBP/USDなど)は、スワップ損益が日本円ではなく「決済通貨(通貨ペアの右側)」で発生します。
そのため、日本円での損益を正確に把握するには、為替レートを使って円換算する必要があります。
スワップ損益は、以下の計算式で求められます。
スワップ損益(円)=スワップポイント×取引通貨量×0.00001×為替レート(決済通貨/JPY)
以下は、XMTradingの最新スワップデータに基づくEUR/USDの計算例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通貨ペア | EUR/USD |
| 口座タイプ | Standard(1ロット=100,000通貨) |
| 保有ロット数 | 1ロット |
| スワップ売り | +3.88(USD) |
| 現在のレート | 1.16238 |
| スワップ売り(円換算) | 約0.59円/日 |
XM内部では、実際に約0.59円/日が日本円として口座に反映されます。



クロス円以外のスワップポイントは為替レートの影響も受けるため、収益性の見積もりには「スワップポイント×円レート」での換算が必要です。
MT4/MT5やXM公式サイトを活用し、実際の取引前に必ず最新のスワップとレートを確認しましょう。
海外FXのスワップポイントおすすめ業者7選
スワップポイントを目的とした長期運用では、どの業者を選ぶかが収益に直結します。
ここでは、高水準のスワップポイントと信頼性を兼ね備えた海外FX業者7社を厳選して紹介します。
それぞれの特徴を把握することで、自分の投資スタイルに合った最適な業者を見つけやすくなるはずです。
XMTrading


| 海外FX業者名 | XMTrading |
|---|---|
| 設立 | 2015年 |
| 金融ライセンス | FSA/FSCなど |
| 最大レバレッジ | 1000倍 |
| スプレッド | 0.0pips~ |
| 取扱銘柄数 | 1,000種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
XMTradingのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | +3.52 | +352円 | -28.58 | -2,858円 |
| EURUSD | -10.92 | -1,638円 | +4.38 | +657円 |
| GBPUSD | -5.51 | -827円 | -2.01 | -302円 |
| EURJPY | +2.10 | +210円 | -14.50 | -1,450円 |
| USDTRY | -5,465.09 | -19,859円 | +508.91 | +1,849円 |
| USDZAR | -62.69 | -542円 | +27.51 | +238円 |
| USDMXN | -406.47 | -3,304円 | +133.53 | +1,086円 |
XMTradingは、世界的な知名度と日本国内での高い利用実績を誇る大手海外FX業者です。



高金利通貨ペアのスワップが魅力で、特にUSD/TRYの売りスワップは1ロットあたり日額1,849円と高水準となっています。
また、スワップフリーで取引できる「KIWAMI極口座」では、主要通貨ペアや貴金属を短期売買向けに活用することも可能です。
さらに、15,000円の新規口座開設ボーナスなど、豪華なキャンペーンも実施しています。
Vantage Trading


| 海外FX業者名 | VantageTrading |
|---|---|
| 設立 | 2009年 |
| 金融ライセンス | FSA(セントルシア) |
| 最大レバレッジ | 2000倍 |
| スプレッド | 0.0pips~ |
| 取扱銘柄数 | 1,000種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
Vantage Tradingのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | +10.73 | +1073円 | -27.97 | -2797円 |
| EURUSD | -6.04 | -906円 | +2.60 | +390円 |
| GBPUSD | -1.64 | -246円 | -0.21 | -32円 |
| EURJPY | +1.42 | +142円 | -12.86 | -1286円 |
| USDTRY | -333.59 | -1201円 | +80.59 | +290円 |
| USDZAR | -23.11 | -201円 | +2.69 | +23円 |
| USDMXN | -42.04 | -347円 | +7.14 | +59円 |
Vantage Trading(ヴァンテージ)は、最大2000倍の一部ハイレバレッジや狭いスプレッドなど、優れた取引環境を提供する海外FX業者です。
スワップポイントも高水準で、特にUSD/TRYの売りポジションでは高い収益が期待できます。



さらに、現在は新規口座開設15,000円ボーナスや入金ボーナスなど、キャンペーンも充実しています。
少ない自己資金でスワップ運用を始めたい初心者にも適した業者です。
AXIORY


| 海外FX業者名 | AXIORY |
|---|---|
| 設立 | 2011年 |
| 金融ライセンス | IFSC(ベリーズ) |
| 最大レバレッジ | 2000倍 |
| スプレッド | 0.4pips~ |
| 取扱銘柄数 | 400種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
AXIORYのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 6.4125 | 641円 | -18.68 | -1,868円 |
| EURUSD | -8.51 | -1,276円 | 5.19 | 779円 |
| GBPUSD | 2.64 | 396円 | -1.19 | -178円 |
| EURJPY | 2.6145 | 261円 | -10.96 | -1,096円 |
| USDTRY | -4719.82 | -16,991円 | 1880.97 | 6,771円 |
| USDZAR | -156.94 | -1,365円 | 83.89 | 730円 |
| USDMXN | -244.72 | -2,019円 | 98.16 | 810円 |
AXIORY(アキシオリー)は、約定力99.99%と業界最上位クラスの低スプレッドを誇り、安定した取引環境を求める中上級者に支持されています。
スワップポイントも非常に魅力的で、特にUSD/TRYの売りスワップでは1ロットあたり日額6,771円と、海外FX業者の中でも高めの水準です。
また、信託保全により資金の安全性も確保されており、高スワップを本格的に狙いたい方におすすめの業者です。
Exness


| 海外FX業者名 | Exness |
|---|---|
| 設立 | 2008年 |
| 金融ライセンス | FSC/CySECなど |
| 最大レバレッジ | 無制限(実質21億倍) |
| スプレッド | 0.0pips~ |
| 取扱銘柄数 | 200種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
Exnessのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 0.00 | 0.00円 | -1.78 | -178円 |
| EURUSD | -0.89 | -134円 | 0.00 | 0.00円 |
| GBPUSD | -0.26 | -39円 | -0.01 | -2円 |
| EURJPY | 0.00 | 0.00円 | -0.93 | -93円 |
| USDZAR | -22.76 | -198円 | 0.00 | 0.00円 |
| USDMXN | -29.15 | -240円 | 0.00 | 0.00円 |
Exness(エクスネス)は、条件付きで最大レバレッジが無制限という独自の取引環境が特徴です。
さらに、すべての口座タイプで株価指数・株式・仮想通貨CFDがスワップフリーとなっており、マイナススワップを気にせず長期保有が可能です。
FXの主要通貨ペアやゴールドも優待スワップフリーの対象で、為替差益を狙う取引や、ロスカット水準0%を活かした低リスク戦略にも適しています。
FXGT


| 海外FX業者名 | FXGT |
|---|---|
| 設立 | 2019年 |
| 金融ライセンス | FSA(セーシェル) |
| 最大レバレッジ | 5000倍 |
| スプレッド | 0.5pips~ |
| 取扱銘柄数 | 150種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
FXGTのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | +3.21 | +321円 | -29.59 | -2,959円 |
| EURUSD | -10.59 | -1,589円 | +3.68 | +552円 |
| GBPUSD | -3.98 | -597円 | -3.31 | -497円 |
| EURJPY | +1.09 | +109円 | -13.23 | -1,323円 |
| USDTRY | -4,295.00 | -15,462円 | +234.00 | +842円 |
| USDZAR | -44.12 | -384円 | +11.56 | +101円 |
| USDMXN | -447.98 | -3,696円 | +81.00 | +668円 |
FXGT(エフエックスジーティー)は、FXと仮想通貨の両方を取引できるハイブリッド型ブローカーで、Optimus口座では最大レバレッジ5000倍を提供しています。
新規登録15,000円や最大128万円の入金ボーナスなど、キャンペーンも豊富です。



これらのボーナスを活用すれば、少額からでもスワップ運用を始めやすくなります。
さらに、プロ口座ではFX通貨ペアや貴金属などが最大6日間スワップフリーとなるため、資金効率を重視するトレーダーに適した業者です。
BigBoss


| 海外FX業者名 | BigBoss |
|---|---|
| 設立 | 2013年 |
| 金融ライセンス | FSA |
| 最大レバレッジ | 2222倍 |
| スプレッド | 0.1pips~ |
| 取扱銘柄数 | 80種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
BigBossのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | +11.74 | +1174円 | -29.02 | -2902円 |
| EURUSD | -7.19 | -1,079円 | +1.46 | +219円 |
| GBPUSD | -4.09 | -614円 | -3.52 | -528円 |
| EURJPY | +7.45 | +745円 | -30.14 | -3014円 |
| USDTRY | -4,537.99 | -16,337円 | +851.07 | +3,064円 |
| USDZAR | -30.80 | -268円 | -7.62 | -66円 |
| USDMXN | -467.85 | -3,860円 | +46.89 | +387円 |
BigBoss(ビッグボス)は、最大2222倍という業界最高水準のレバレッジを提供しており、ハイレバ取引を重視するトレーダーに人気の海外FX業者です。
高い約定率に加え、ゼロカットシステムも導入されているため、リスクを抑えた運用が可能です。
主要通貨ペアのスワップポイントも比較的高めに設定されており、長期保有によるスワップ運用にも向いています。
TitanFX


| 海外FX業者名 | TitanFX |
|---|---|
| 設立 | 2014年 |
| 金融ライセンス | VFSC(バヌアツ) |
| 最大レバレッジ | 1000倍 |
| スプレッド | 0.0pips~ |
| 取扱銘柄数 | 300種類以上 |
| 公式サイト | 公式サイト |
TitanFXのスワップポイント
| 通貨ペア | 買いスワップ | 買い(円換算) | 売りスワップ | 売り(円換算) |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 7.05 | 705円 | -19.16 | -1,916円 |
| EURUSD | -9.72 | -1,458円 | 4.48 | 672円 |
| GBPUSD | -4.01 | -602円 | -4.27 | -641円 |
| EURJPY | 3.06 | 306円 | -10.18 | -1,018円 |
| USDTRY | -2,571.91 | -9,259円 | 403.52 | 1,453円 |
| USDZAR | -200.01 | -1,740円 | -19.49 | -170円 |
| USDMXN | 0.31 | 3円 | -2.70 | -22円 |
TitanFX(タイタンエフエックス)は、業界最狭水準のスプレッドと高い約定力を備えた実力派ブローカーで、特にスキャルピングに適した取引環境が魅力です。
スワップポイントも安定しており、USD/JPYの買いスワップは1ロットあたり日額705円と高水準となっています。
EUR/JPYやGBP/JPYといった主要クロス円でも高い収益性が期待できるため、低コストと高スワップを両立させたいトレーダーに最適な業者です。
海外FXの通貨ペア別スワップポイント比較一覧
スワップポイントの収益性は、通貨ペアごとの金利差に大きく依存するため、各通貨ペアの特性を把握しておくことが重要です。
ここでは、主要な通貨ペアについて、海外FX業者ごとのスワップポイント(1ロットあたり)を比較し、収益性の高いペアを紹介します。
なお、スワップポイントは日々変動するため、あくまで目安としてチェックしておきましょう。
USDJPY(ドル円)のスワップポイント一覧
ドル円は、日米の金利差によって買いポジション(ロング)で安定したプラススワップが期待できる人気の通貨ペアです。
以下の表は、主要な海外FX業者における1ロット(10万通貨)あたりのスワップポイント(円換算)を比較したものです。
| 順位 | 業者名 | スワップ(円) | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1位 | BigBoss | 1,174円 | 買い |
| 2位 | Vantage | 1,073円 | 買い |
| 3位 | TitanFX | 705円 | 買い |
| 4位 | AXIORY | 641円 | 買い |
| 5位 | XMTrading | 352円 | 買い |



全ての業者で売りスワップはマイナスとなっているため、USDJPYは買いポジションで運用するのが必須です。
特にBigBossやVantageは高水準のスワップを提供しており、スワップポイント狙いの長期保有に適しています。
EURUSD(ユーロドル)のスワップポイント一覧
EURUSDは世界で最も取引量の多い通貨ペアで、流動性が高く、スプレッドも狭いのが特徴です。
EURUSDのスワップポイント一覧は以下の通りです。
| 順位 | 業者名 | スワップ(円) | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1位 | AXIORY | 779円 | 売り |
| 2位 | TitanFX | 672円 | 売り |
| 3位 | XMTrading | 657円 | 売り |
| 4位 | FXGT | 552円 | 売り |
| 5位 | Vantage | 390円 | 売り |



売りポジションでプラススワップを得やすく、特にAXIORYやTitanFXでは高水準のスワップを提供しています。
為替の安定性とスプレッドの低さを活かし、長期保有でも安心して運用できる通貨ペアです。
GBPUSD(ポンドドル)のスワップポイント一覧
GBPUSDはボラティリティが高く、値動きが激しいことから短期トレードに人気のある通貨ペアです。
一方、スワップポイントは業者によって差が大きく、買い・売りともにマイナスになるケースが多いため、注意が必要です。
| 順位 | 業者名 | スワップ(円) | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1位 | AXIORY | +396円 | 買い |
| 2位 | Exness | −39円 | 買い |
| 3位 | Vantage | −246円 | 買い |
| 4位 | FXGT | −597円 | 買い |
| 5位 | BigBoss | −614円 | 買い |



GBPUSDでは AXIORY がプラススワップを提供しており、他業者はすべてマイナススワップという状況です。
その中でも、ExnessやVantageはマイナス幅が比較的小さいため、マイナススワップを抑えたい運用では候補になり得ます。
EURJPY(ユーロ円)のスワップポイント一覧
EURJPY(ユーロ円)は、日本円との金利差を活かして、買いポジションでプラスのスワップポイントが得られやすい通貨ペアです。
以下はスワップポイントを比較した一覧表です。
| 順位 | 業者名 | スワップ(円) | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1位 | BigBoss | 745円 | 買い |
| 2位 | TitanFX | 306円 | 買い |
| 3位 | AXIORY | 261円 | 買い |
| 4位 | XMTrading | 210円 | 買い |
| 5位 | Vantage | 142円 | 買い |



BigBossはEURJPYの買いスワップで最も高い値を提供しており、長期保有によるスワップ運用において有利です。
また、TitanFXやAXIORYも安定して高水準のスワップを維持しており、信頼性のある選択肢と言えるでしょう。
USDTRY(ドルトルコリラ)のスワップポイント一覧
USDTRY(ドルトルコリラ)は、トルコの高い政策金利を背景に、売りポジションで非常に高いプラススワップが得られる代表的な高金利通貨ペアです。
USDTRYのスワップポイントランキングを以下にまとめました。
| 順位 | 業者名 | スワップ(円) | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1位 | AXIORY | 6,771円 | 売り |
| 2位 | BigBoss | 3,064円 | 売り |
| 3位 | XMTrading | 1,849円 | 売り |
| 4位 | TitanFX | 1,453円 | 売り |
| 5位 | FXGT | 842円 | 売り |



圧倒的に高いスワップポイントが魅力ですが、トルコ情勢の不安定さにより為替変動リスクが非常に高いため、リスク管理は必須です。
特にAXIORYとBigBossは、スワップ収益を最大化したいトレーダーにとって有力な選択肢だと言えるでしょう。
USDMXN(ドルメキシコペソ)のスワップポイント一覧
USDMXN(ドルメキシコペソ)は、メキシコの比較的高い政策金利を背景に、売りポジションでのプラススワップが狙いやすい高金利通貨ペアです。
トルコリラほどの急激な変動リスクは少ないため、バランスの取れたスワップ運用が可能とされます。
スワップ一覧のランキングは以下のとおりです。
| 順位 | 業者名 | スワップ(円) | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1位 | XMTrading | 1,086円 | 売り |
| 2位 | AXIORY | 810円 | 売り |
| 3位 | FXGT | 668円 | 売り |
| 4位 | BigBoss | 387円 | 売り |
| 5位 | Vantage | 59円 | 売り |



USDMXNは安定性を保ちつつ、比較的高水準のスワップポイントを得られる点で人気があります。
特にXMTradingやAXIORYは、スワップ収益性と取引環境のバランスが取れており、スワップ運用初心者にも適しています。
USDZAR(ドル南アフリカランド)のスワップポイント一覧
USDZAR(ドル南アフリカランド)は、南アフリカの高金利を背景に、売りポジションでのスワップ収益が期待できる通貨ペアです。
比較的ボラティリティが高く、中国経済や資源価格の影響も受けやすいため、スワップ目的で運用する際にはリスク管理が重要です。



USDZARは、スワップ狙いではAXIORYがトップの収益性を誇ります。
ただし価格変動リスクも高いため、レバレッジを控えめにして長期保有に備えるのが得策です。
海外FXのスワップポイントで稼ぐコツ
海外FXでスワップポイントを効率よく稼ぐには、高金利通貨を選ぶだけでは不十分です。
スワップ条件の良い業者を選定し、ハイレバレッジや豊富な通貨ペアといった海外FXならではの強みを活用することが重要です。
ここでは、安定的にスワップ収益を積み上げるための具体的なコツを紹介します。
金利差の大きい通貨ペアで運用
スワップポイントは通貨ペアの金利差が大きいほど増加するため、毎日の収益を高めるには政策金利の差が広い通貨選びが重要です。
特に、日本円のような低金利通貨とトルコリラやメキシコペソなどの新興国通貨を組み合わせたペアは、高スワップを狙いやすい傾向にあります。
ただし、金利差が大きい通貨ペアは為替変動リスクも高いため、自身の知識やリスク許容度に応じて選ぶようにしましょう。
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スワップポイントの高い海外FX業者を利用
同じ通貨ペアでも、海外FX業者によってスワップポイントの水準は大きく異なります。
そのため、高スワップを提供する業者を選ぶことがスワップ運用の成否を左右します。



たとえば、トルコリラ系はAXIORY、メジャー通貨ではVantageやBigBossが比較的好条件です。
定期的にスワップポイントを比較し、スプレッドや手数料などのコストも含めて総合的に業者を選ぶのが良いでしょう。
複数の通貨ペアに分散投資
高スワップが狙える新興国通貨は魅力的ですが、政情不安などによる急激な為替変動リスクも抱えています。
一つの通貨ペアに資金を集中させると、暴落時に大きな損失を被る可能性があるため、複数の通貨ペアに分散して投資することが有効です。
高リスク・高リターンの新興国通貨と、安定性のあるメジャー通貨を組み合わせることで、リスクを抑えつつスワップ収益の安定化を図れます。
両建て取引でダブルスワップ狙い
両建て取引とは、同じ通貨ペアで買いと売りのポジションを同時に保有する手法です。
為替変動による損益を相殺しながら、スワップポイントの差額のみを狙う「ダブルスワップ戦略」が理論上可能になります。
ただし、多くの業者では両建て時のスワップ合計がマイナスに設定されており、安定した利益を出すのは簡単ではありません。



さらに、業者間・口座間での両建てを禁止しているケースも多く、違反すると利益の没収や口座凍結のリスクがあります。
そのため、事前に各業者のルールを必ず確認しましょう。
関連:海外FXの両建て取引とは?メリットや禁止事項・注意点を徹底解説
海外FXのスワップポイントに関する注意点
スワップポイント運用で安定した利益を得るためには、伴うリスクと注意点を正しく理解しておく必要があります。
海外FXではハイレバレッジが利用できる反面、為替の急変動による強制ロスカットや、マイナススワップによるコスト増加が大きなリスク要因となります。
ここでは、スワップポイントに関する注意点を解説しますので、事前に把握しておきましょう。
スワップポイントは日々更新される
スワップポイントは、各国の金融政策や市場の需給バランスにより日々変動します。
過去のデータや公式サイトの表記に頼るのではなく、取引直前にはMT4やMT5などのプラットフォームで最新の数値を確認することが重要です。
特に高金利通貨は、情勢の変化によってスワップが大きく変動することがあるため、日々のチェックを習慣づけましょう。
マイナススワップになる可能性
スワップポイントは常に利益になるわけではなく、金利差の逆転や業者の設定によりマイナススワップが発生する場合もあります。
マイナススワップのポジションを長期で保有すると、日々のコストが積み重なり、想定以上に取引コストが増えるリスクがあります。



特に、トルコリラの買いポジションのように巨額のマイナススワップが発生するケースには要注意です。
事前にスワップの正負を確認し、可能な限りプラススワップが発生する方向で取引を行いましょう。
スワップフリーの海外FX業者もある
一部の海外FX業者では、スワップポイントが発生しない「スワップフリー」口座を提供しています。
このタイプの口座では、プラススワップの利益は得られませんが、マイナススワップによるコストも発生しないため、長期保有でも安心です。



たとえば、ExnessやXMTrading(KIWAMI極口座)などが挙げられます。
スワップフリー口座は、マイナススワップを回避しつつ、為替差益を狙う中長期トレーダーに適しています。
レバレッジをかけすぎると損失が広がる可能性
海外FXではハイレバレッジが魅力ですが、スワップ運用のような長期保有戦略では、レバレッジを抑えておくのが基本です。
過度なレバレッジをかけると、わずかな為替変動でもロスカットリスクが高まり、ポジションを維持できなくなる可能性があります。
特に値動きの大きい高金利通貨を取引する場合は、急変動にも耐えられるよう、証拠金維持率に余裕を持たせておくのがスワップ投資の成功に直結します。
スワップポイントのみの出金はできない
海外FXでは、未決済ポジションで発生したスワップポイント(含み益)を単独で出金することはできません。
スワップによる利益は、ポジションを決済した時点で為替損益と合算され、初めて確定利益として口座残高に反映されます。
そのため、スワップポイントを現金化して出金可能な状態にするには、保有しているポジションを一度決済する必要があります。
関連するよくある質問
スワップポイントに関するよくある質問を、以下の5つのポイントに分けて紹介します。
安心してスワップ運用を行うためにも、疑問点は事前に解消しておきましょう。
海外FXのスワップポイントだけで生活できる?
理論上、スワップポイントだけで生活することは可能ですが、現実には数千万円規模の資金と高度なリスク管理が求められます。



たとえば、月に20万円のスワップ収入を得るには、2,000万〜5,000万円程度の運用資金が必要とされます。
| 月収目標 | 必要資金(概算) | 前提条件 |
|---|---|---|
| 20万円 | 2,000万円〜5,000万円 | 年利4〜10%、レバレッジ1〜3倍 |
| 30万円 | 3,500万円〜7,000万円 | 年利5〜11%、レバレッジ1.5〜3.5倍 |
| 50万円 | 5,000万円〜1億円 | 年利6〜12%、レバレッジ2〜4倍 |
さらに、スワップ益を現金化するにはポジションの決済が必要なため、為替変動による損失リスクも避けて通れません。
安定的な生活資金としてスワップ運用を活用するには、相応の準備と覚悟が必要です。
スワップポイントとスワップフリーの違いは?
スワップポイントは、ポジションを日跨ぎで保有する際に発生する金利差による損益です。
プラスとなれば利益を受け取れますが、逆にマイナスの場合はコストを支払うことになります。



一方、スワップフリーはスワップの発生自体がなく、利益・損失のどちらも発生しません。
マイナススワップの影響を避け、為替差益のみに集中したい短期〜中期トレーダーに適した条件です。
スワップフリーのおすすめ海外FX業者は?
スワップフリーに対応した海外FX業者の中では、Exness、XMTrading、FXGTの3社が特におすすめです。
中でもExnessは、すべての口座タイプで仮想通貨・株価指数・FXメジャー通貨など幅広い商品をスワップフリーで取引でき、最も柔軟な条件を提供しています。
XMTradingのKIWAMI極口座も、主要通貨ペアや貴金属でスワップフリーが適用されるため、取引コストを抑えたいトレーダーに適しています。
海外FXのスワップポイントでおすすめ通貨は?
スワップポイントを重視するなら、金利差が大きい通貨ペアを選ぶことが効果的です。
中でも、トルコリラ(USD/TRYの売り)は高スワップが狙える代表格です。



また、メキシコペソ(USD/MXNの売り)も比較的安定した高金利通貨として人気があります。
一方、為替変動リスクを抑えたい初心者には、買いポジションでプラススワップを得やすいドル円やユーロ円がおすすめです。
スワップポイントの利益は確定申告が必要?
はい、スワップポイントで得た利益も為替差益と同様に課税対象となり、確定申告が必要です。
海外FXで得た利益は「雑所得」として扱われ、総合課税により累進税率(最大55%)が適用されます。
| 年間利益 | 所得税率 | 住民税率 | 合計税率 |
|---|---|---|---|
| 195万円以下 | 5% | 10% | 15% |
| 195~330万円 | 10% | 10% | 20% |
| 330~695万円 | 20% | 10% | 30% |
| 695~900万円 | 23% | 10% | 33% |
| 900~1,800万円 | 33% | 10% | 43% |
| 1,800~4,000万円 | 40% | 10% | 50% |
| 4,000万円超 | 45% | 10% | 55% |
課税負担を抑えるためには、書籍代や通信費などFX取引に関する経費を適切に計上し、節税対策を講じることも大切です。
関連:海外FXの税金について!国内FXとの違いや確定申告の方法を徹底解説
まとめ
この記事では、海外FXのスワップポイント運用の仕組みや計算方法、おすすめ業者と通貨ペアを紹介しました。
スワップ収益を最大化するには、金利差の大きい通貨と高スワップの業者を選ぶことが重要です。



ただし、高金利通貨はリスクも高いため、レバレッジは控えめに設定し、資金管理を徹底しましょう。
本記事を参考に、スワップフリー口座や分散投資なども活用しながら、安定した長期運用を目指してください。









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